看護師さんとの関係

看護師さんと闘うことは多い。

といっても、向こうの方が偉いから、いや、偉くはないんだけど…、うーん、やっぱり実質的には偉いか…(笑)。

ともかく偉いから、いろいろ怒られる。申し送りでも突っ込まれたりとか。

「バイタルは?」

「水分は?」

「OUTは?」

わからないよ!こっちはそんな細かいところまで見れてないよ。見ないといけないことなのかもしれないけど、介護の業務でいっぱいいっぱいだよ。ってなるから当然のことながら関係はあんまり良くない。

看護師さんは夜勤もしないのにがっぽり稼いでるのなんで!!」

なんてイヤらしい陰口が出てくることもある。

でも、嫌な看護師さんは実は1人で、手伝ってくれたりするいい看護師さんもいるわけだから、あんまり揉めたくないなぁってところ。

看護師さんと介護士の関係は複雑なのだ。

でもやっぱり仲良くやっていきたいなぁ。あと、お給料上げて欲しいなぁ。

いくつになっても異性が好き

私が働いている施設に入所している高齢者の男性は、認知症が進んでいて歩行状態も不安定なので、トイレに行く時や部屋から食堂までの移動時に職員が付き添うことになってる。

その男性は女性職員が付き添う時にはご機嫌に行きでれでれしているのですが、男性職員になるととたんに機嫌が悪くなり別人のように扱いにくくなる。

そのために手が空いている女性職員がいれば対応することになっているのですが、特に私のことは気に入ってくれているのかこの間夜勤の見回りに行った時には、「あんたでええわ」と自分の布団に入らないかと誘われた。

当然やんわりと断りましたが…。

ちょっとセクハラをしてくる時もあるのですが、なんとなく憎めずに許してしまう。

男性は認知症になっても高齢になっても、やはり女性が好きということには変わりがないのだなと、ほほえましいようなあきれるようなそんな複雑な感情。

ちなみに女性の高齢者で男性職員でないと嫌という人は少ないなぁ。

あ、でも機嫌が良くなる人はいるか。人間っていくつになっても。

夜勤手当が低すぎる

介護士には夜間の勤務もあり、うちの夜勤は16時から翌朝9時まで。

長丁場の勤務で2時間の休憩があり、翌日は夜勤明け、その翌日は休みとなっているんだけど、夜勤をすると体力と精神力をかなり使う。

昼間は入所者をたくさんの職員で見ていますが、夜になると介護士数人で見なきゃならないし、夜で寝ている人が多いと言うもののナースコールを連打してくる人もいて対応に追われることも。

交代で休憩に入るので一人で見ていることもありますし、気が抜けない。

とは言っても、夜中なので眠気が襲ってくることも。

忙しい時は良いのですが、ナースコールがならなくて何もすることがない時間帯もあり、そういった時にはうとうとしちゃいます。

っていうか、本当にうたた寝してしまってこともある…(笑)。

そうならないように、眠気覚ましのコーヒーを常に持っておいて飲みながら仕事をしたり、夜勤入りの時にたくさん寝てすっきりした状態にしておくように心がけてるんだけど、こんなに努力してるのに給料が安いのはなんでだーーーー!!!

認知症の方にもやり甲斐は必要

認知症になった人が施設にはたくさん入所しているけれど、認知症の人に対する働きかけでその人がまた全然違った様子になってくることがたくさんあることを実感しながら働いている。

ある高齢者は施設に入ってきた時には認知症が進んでいて、自分自身の意欲もなくなっていたけれど、施設でのおしぼりをたたむ仕事や花の水やりなどをお願いして、毎日続けてもらっていた。

そうしているうちにどんどん活き活きしてきて、顔の表情が輝いてきた。

認知症になっていても、誰かの役に立っている、自分の存在している価値がここでは認められているって思うことで、認知症の進行を防ぐことはできなくてもその人にとって豊かな生活ができるんじゃないかなと思っている。

一人一人の人に対してそうやって働きかけて、笑顔になってもらえた時や、施設に入る前よりも表情がぐっと良くなってきた時に、この仕事をしていて本当に良かったなという気持ちになるし、介護士としてのやりがいだと思う。

便に怯える入所者達

昨夜はちょっとした騒ぎが起きた。

いつも通り廊下を歩いていると、何やら入所者のおばあさんたちが集まってひいー!と騒いでおり、急いで向かうと、おばあさんたちの輪の真ん中に、まさにウンコが堂々と…。

ただの(っていうのもおかしいけど)かりんとう型のウンコなのですが、おばあさんたちはみな怯え、中には自室のドアの隙間から片目だけ覗いている方や、「おそろしや!」といって逃げ去る方もいまして大騒ぎ。

私といえば、綺麗な形のままで上手にウンコを運んだものだなと感心するばかり。

入所者の中に、トイレで用をたしたあと、自分の手を便器に突っ込んで、ウンコをすくい上げてしまう方がいたので、今回はたまたまそれを外へ持ち出してしまったんだろう。

私はビニ手をはめた手でそれを拾い粛々と処理。

特別なことでもなんでもないんだけど、周りでひーひーと騒いでいたおばあさんたちが妙にかわいらしかった。

噛みつかれたり、引っ掻かれたり

介護って、実はいわゆる「3k」の仕事って世の中の皆様ご存知ですか…。もうね、噛み付かれる、引っかかれるは当たり前なんですよ…。きつい、汚い、危険、そして安月給。

今日も、入浴介助(お風呂に一人で入れない人、または一人で入らせると命の危険がある人のお手伝いやら見守りやらをすること)で、

「なんであんたたちはこんなことするの!!!」

と認知症で要介護3の女性の方が暴れる暴れる…。80代なんで戦時中の話が結構多い方、
現在の(昔は人格者だったらしいんだけれども)性格は一言で言えば「下品」。

うん。
介護職員への暴力は毎日当たり前、
セクハラ発言やら暴言もあるんだなぁ…。

男性の入浴介助をし終えると必ず、

「あんたいいもん見られたかね~??」

「触り放題だったんだろ~??」

って声をかけてくる…。

あのね。悪いがあんな萎れたおじい様方のを無理に見なくても大丈夫なくらい事足りてますっての。

で、今日のお話に戻りますが。

まず、お風呂に入ってもらうのに声をかけたんだけれども、

私:「○○さん、お風呂が沸いたから入りましょう?」

その女性:「なによ!!あんたたちそんなに私の裸が見たいの?!!」

大きな声で叫び…暴れ始める。その際、転倒する恐れ有り、私、その方を傷つけないように脇を支えるも引っかかれる…。

血圧高いからプッツンとこられても困るので、私なだめるのに必死…。

え。

私の何がいけなかったのかしら…??

きっとお風呂に入りたくない何かがあるんだろうと、それからその方を一番最後に入ってもらうことにして、いざその方の番!!!

今度は私ではなく違う職員が声を掛けるもダメ。しかし。その方のご家族の要望で、

「極力お風呂にはいれてください。」(いれてください、という言い方もどうかと思うが。)とのこと…。入れてないと臭いでわかりますから…と暗に言われているので仕方なく職員総出でその方の入浴介助開始!!!

ええ、お風呂場にお連れするまで私も他の同僚も引っかかれるわ噛み付かれるわの大騒ぎ…。痣ができても当然のように労災なんておりない…。

で、ご本人、お風呂を終えて一言。

「ああ~。やっぱりお風呂が一番だねぇ~。」

ですって。

もしかしてわざとやってる???とも思えるけど、あのさっぱりした顔を見ると少しは報われる。

その方の入りたくなかった原因は“おもらし”。まぁ、大体見当は付いてたんだけれど、おもらししたことを知られたくなくてお風呂を断固拒否していたのでありました。毎回毎回のことだからもういいけれど。

ただ、今回の噛み付き方は尋常じゃないよぉ…。青いし腫れてるしくっきり歯の跡が残ってるし…。

入れ歯なのに!!!!

離職率、右肩上がりよこのままじゃ…。職員の利用者さんへの虐待は問題視だけれど、
利用者さんからの職員への“暴言、暴力”は問題にすらならないし、あったことすら事実でなくなるんだから。

ホント、なんでこの仕事してるんだろう…。

介護士のやり甲斐

うちのフロアの入所者にはお上品で、控えめな人が結構多い。年を取ったらこういう人でありたいなぁと思う。でも、控えめでお上品な方々ばかりと接していると、「介護士やってて良かった!」と思えなくなった時期があった。

なんていうんだろ。大変な人のケアに成功した!的なやつ。

でも、家族の言葉でやる気が出たのでそのことを書く。

その入所者さんは、脳梗塞の後遺症で右片麻痺で、日中は車いすでの移動生活(見守り要)。脳梗塞になる前は右利きだったみたいだけど、今は当然左がメイン。意思の疎通も失語があってちょっと難しい。元気な頃から口数が少なかったみたいだけど…。

で、長女さんが訪問した時のこと。その入所者さんがトイレに行きたくなったんだけど、トイレ介助は施設の人がいい!と長女さんにジェスチャーで伝えたようで、たまたま通りかかった私が介助することに。いつもと同じようにこなしたんだけど、終わった後、『いつもありがとうございます。私には絶対にトイレ介助をさせてくれません。とても助かりました』と長女さんが言ってくれた。

施設では普通にできていることでも、実は結構いいことやってるってあるのかもね。日々頑張ってるってことなのかなぁ。

やり甲斐ありました!

肩たたきが文字通り飛んできた

ナースコールが鳴る。

203号室のMさんは用事がなくてもナースコールを押す。

他の職員が「また呼んでる…」と愚痴をこぼすほどMさんは呼ぶ。

でも私は用事がないならそれでいい。

100回押す中の1回に本当の理由があるんじゃないかと思ってる。

ただその日は、他の救急対応が3件も重なり「後でまた来ますね」と言葉を掛けその場を去った。
ようやく落ち着きMさんの部屋に行くと、肩たたきの棒を投げられた!!

よけることができず一瞬で視界が悪くなり何が起きたのか分からなくなった。
Mさんが投げた肩たたきが私の眼鏡に命中。眼鏡のレンズは粉々に。

眼鏡を片づけMさんをみると申し訳なさそうにしているも少し怒っている。失語があるMさんは伝えたいことが伝えられない。部屋の周りをみるとベッドの隙間にミカンが落ちている…。

拾ってほしかったから何度も呼んでいたんだ…肩たたきの棒で拾おうとしていたんだね。ごめんね。

眼鏡はこわれたけど、謝ってミカンを渡すとMさんはにっこりと笑ってくれた。

笑顔のボタンって知ってる?

介護職の仕事では毎日色んなことが起きます。車で15分の出勤途中は今日は何事もなければいいなぁなんてお願いしならが運転してます。

タイムカードを押して申し送りを受けるとさぁ戦いの始まりです^^。

○○さんディサービスに行かないって言ってお迎えの人が困ってるよーとか、

家に帰るって言って服や荷物を段ボールに入れて荷造りしてるよーとか

そんなのは日常茶飯事で、中には熱が出てるとか居室で転倒して昨日入院したんだよなんてこともあります。

何事も起こらない日なんてほとんどありません。でもとても嬉しいこともあります。

無表情で話もしない車イスの女性利用者様が居るのですが、この方は古くから働いている職員にしか笑顔を見せません。

しかもそれも滅多にないことですが、ある朝、私がベッドから車いすに移乗のお手伝いをし、「今日の朝ご飯はなんでしょうね」と声を掛けた時にニコッと笑顔をみせてくれたのです。

笑顔のボタンを見つけたけど教えてあげないなんて言いながらほかの職員の人に自慢をしました。

笑顔のボタンを集めていくのはちょっとした楽しみです。

若いけど若くない

30歳間近というと世間一般的には「おばさん」と言われる歳になってくる。実際に子供とかに会うと「おばちゃん」なんて呼ばれる。

自分でも、もう若くないんだなぁと思ったりしている事もあったりするし、疲れやすくもなってきたと思う。

だけど、仕事場に行くと別。だって周りは80~100歳位の、おばあちゃん、おじいちゃん。
「若いからいいねぇ」「若いんだからさ」なんて言葉をよく掛けられるし、まだまだ「おねえちゃん」なんて呼ばれる。

元気のイイおじいちゃんになると、おしりを触ってきたりもするし、寝る時間になると「一緒に寝てくれや」なんて言ってきたりもする。こういうのは正直いって嫌な気持ちにしかならないし、年寄りなんだからいい加減に落ち着けよとも思ったりもする。

だけど「若い」とか「ねえちゃん」とか言われるのは嫌な気はしないし、ちょっと嬉しかったりもする。

だけど、もうじき30歳。ちょっと不安な気持ちになってくる。