ある夜勤

長い夜勤が始まりました。
夕食の介助、就寝介助を終え、時間は22時。

静寂の中でワーカー室より鳴り響くナースコールの音。
響くのがナースコールの音だけの日は、
「あ、今日は当たりだな」
そう思ってしまいます。

不穏で眠れない入所者さんがいる日は夕方から朝まで一緒。
入所者さんの終身介助、排泄介助、離床介助、食事介助・・・
全ての介助でその入所者さんと共に動くことになります。

問題は常に車椅子を押すことではなく、介助をしている際に隣で立ち上がられ、動かれ、口に物をやり、周りに手を伸ばされる事。

こうなるとひとつひとつの仕事が徐々にずれこんで行きます。
ふと気付けば朝の排泄交換、更衣・離床介助の時間になり、そこからは嵐のような朝が始まります。

焦ってミスをしてはいけない気持ちと共に、間に合うように慌ててしまう自分。
こんな時に限ってたくさん同時に鳴り響くナースコール。
「はい、すぐ伺いますね」と答え、頭の中で順序だてをしつつも2人待ち、3人待ちとなり頭の中がパニックになります。

そんな夜勤明けは体がぐったり。
崩れる事を予想して塗ってきた薄化粧も汗で完全に崩れてしまいます。

今日はそういう日に比べると平和な夜勤。
「はーい。今伺いますね。」
私はそう返事をし、夜勤をすごしていくのでした。

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